COCOMOによる見積もり

「ゆきみ」まとめ - GFSの興味ごととか


ゆきみライブラリの開発をCOCOMOを使って見積もる.

COCOMO


規模[K LOC] = プログラム行数[LOC(Lines of Code)] / 1000(Kilo)

工数[PM] = 2.4 × 規模^1.05

期間[M] = 2.5 × 工数^0.38

要員[P] = 工数 ÷ 期間

生産性[K LOC/PM] = 規模 ÷ 工数

ゆきみライブラリの場合

プログラム行数 = 3000

規模 = 3000 ÷ 1000 = 3 [K LOC]

工数 = 2.4 × 3^1.05 = 7.61 = 8 [PM]

期間 = 2.5 × 7.61^0.38 = 5.41 = 5 [M]

要員 = 7.61 ÷ 5.41 = 1.41 = 1 (or 2) [P]

生産性 = 3 ÷ 7.61 = 0.39 [K LOC/PM]

更に詳しく表にする.

規模 [K LOC] 3
工数 [PM] 7.61
開発期間 [M] 5.41
開発要員 [P] 1.41
生産性 [K LOC/PM] 0.39


工数を各局面へ分解

計画と要求定義 0.46
製品設計 1.22
詳細設計 1.96
コーディングと単体テスト 3.16
統合とテスト 1.29
合計 8.07


各局面の工数を各活動へ分解

局面 計画と要求定義 製品設計 詳細設計とコーディング 統合とテスト 合計
要件分析 0.21 0.19 0.26 0.04 0.69
製品設計 0.10 0.49 0.52 0.08 1.17
コーディング 0.02 0.18 2.97 0.44 3.59
テスト計画 0.02 0.07 0.21 0.03 0.31
検証 0.03 0.08 0.31 0.44 0.85
プロジェクト計画 0.07 0.14 0.31 0.09 0.60
構成管理と品質保証 0.01 0.03 0.31 0.09 0.46
文書化 0.03 0.09 0.26 0.09 0.46
合計 0.56 1.22 5.11 1.29 8.07

詳しくは以下の書籍をどうぞ.

SEのためのソフトウェアテスト (SEの現場シリーズ)

SEのためのソフトウェアテスト (SEの現場シリーズ)

SEのための見積りの基本 (SEの現場シリーズ)

SEのための見積りの基本 (SEの現場シリーズ)